
沼野伸子「花のかんむり」
( 油絵具・アクリル絵具・胡粉・パネル、
約縦56×横67×奥行4cm)
野原邦彦「いちごずきん ピンク/赤/白」
(FRP〈繊維強化プラスチック〉、
約縦14.5×横13.5×奥行14.8cm)
対象を必要以上に描かないことで、それらの存在を露わにする沼野伸子。個人的な体験や感覚を出発点に、近年はポートレートというテーマのもと、自身の記憶や思いに深く結びついたものをモチーフに選び形に。「不要なものを削ぎ落とすことで見えてくるものがあり、それが見る人にとっても自身の記憶や感情にふと触れるきっかけになれば」と語ります。一貫して“心地よい瞬間”をテーマに制作をする野原邦彦。作品に共通して登場する水中メガネは、匿名性を象徴し、観る者に自身の経験や感情を重ね合わせる機会を与えます。「自分が感じとった様々なシーンを作品として形に残す。記憶からは排除されそうな自由や時間 欲望を表現する。それは自分が自分であるため その人がその人であるために重要なことだと感じている」と語ります。それぞれの世界観をお近くでご覧ください。
1984年 埼玉県出身。2009年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2022年「パークホテル東京」にて、草花をテーマに制作したアーティストルームが公開される。主な受賞歴は、2015年『SA×synapse大賞』art synapse賞、2009年武蔵野美術大学造形学部油絵学科 平成20年度通信教育課程卒業制作優秀賞など。2019年から2023年にかけて、「gallery UG」にて個展を開催。『ONE ART TAIPEI』など、アジア圏のアートフェアを中心に活動している。
1982年 北海道出身。2007年 広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻修了。広島市立大学芸術資料館や、台湾のコウノトリ生殖医療センターなどで作品収蔵。2005年 『第90回二科展』入選・特選受賞。2007年には『広島市立大学芸術学部修了作品展』にて、修了制作がプリラジュネス賞を受賞する。2017年 上野の森美術館にて個展を開催。ザ・リッツ・カールトン東京や元離宮二条城 (二の丸御殿台所・御清所)など、全国各地でも個展を開催。その他、国内外のアートフェアに多数出展している。