家事の音
2016/10/7更新
最近とても忙しい。
少し前のスケジュールを詰め込んだ自分に文句を言ってやりたい。
一日中アクセサリーを作っては郵送したりイベントに持って行ったりする自転車操業の日々だ。
段々手抜き料理になってきて、ついにここ数日は作ることもギブアップしてしまったので、夫がご飯を作ってくれた。
ピーナツバターの香りが効いたカレー。
時間的に助かっただけではなくて、ご飯を作ってくれたことに心がほっこりと和らぐ。
ところで夫がカレーを作ってくれている間ずっと我慢していたことがある。
それはごろんと横になること。
せっかく作ってくれた時間だからと制作を続けていたのだけど。
昔から母が家事をしている音を聞いているととても眠くなった。
野菜を切るまな板の音、鍋の蓋を開けたり閉めたりする音、菜箸を置いた音、勝手口から出入りする音、寝ている私の横にばさっと取り込んだ洗濯物が置かれる音…。
音は聞いているけれど、気持ちよく眠くて目が開けられない感じ。
母は料理やその他の家事が特別上手だとかいうタイプの人ではないけれど、その出来栄えなんかは関係なかった。
自分の為に何かしてくれているというその気配に、守られている安心感みたいな物を感じていたのかな。
夫がカレーを作ってくれただけで色々と思いが巡ってしまった。
すっかり秋になったからだろうか。
関連情報
アクセサリー作家の石田幸子さんによる
フェイクファーを使ったワークショップ期間限定イベント
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